竜児「…」
大河「…」
泰子「…」
インコ「分かってんの?」

竜児「…はい」
泰子「…うん」
大河「…っち」
インコ「は?舌打ち?え?なになに?なんなの自分」
大河「…あ、いやすみません」

インコ「お前らさ、ちゃんと考えて生きてる?マジで。普通に分かるっしょ、このくらいの事。普通に」

竜児「…すみません」
泰子「…はぁ」
大河「…遺憾です」

インコ「遺憾じゃねーんだよハゲ」

竜児「ホントもう勘弁して下さい」
泰子「ごめんなさい」
大河「…すみません」

インコ「俺もさあ、鬼じゃねーんだ。こんな事で毎年毎年言いたくねーんだよ」

竜児「もうクリスマスに七面鳥は焼かないんで…」
泰子「もうエサ箱に七面鳥入れないんで…」
大河「それを見て爆笑してすみませんでした…」


インコ「去年も似たような事あったよね?ね?あるよね?馬鹿なの?お前ら。俺の脳なんか数gしかねーってのに、お前らなんかこれっぽっちも無いんだろ?きっと」

竜児「…はい馬鹿です。…とりあえず…ですね、窓枠に待機してる無数の鳥様達にお帰りになってもらえないでしょうか…」

インコ「俺ここらへんの顔だからね。ニルヴァーナ待ちも難しくないぜ?
なんなら下でアパートの前を掃除してる大家を高度1000mの旅に連れて行かせようか?圧巻だろうよ、なぁオイコラてめー聞いてんのかチビ」

大河「…はい」
竜児「(野生の本能か…大河はあの数の鳥には勝てないと悟ったみたいだ…)」

泰子「お腹すいた…」
インコ「おい竜児、今日の飯はなんだ」

竜児「あ、はい今日はシーチキンのオムレツと…」

インコ「まだ分かんねーのかぁテメーわああああ!!!!!!!!総攻撃じゃああああ」
大河「!!シーチキンは鳥肉じゃ…ぎゃあああああああああああああ」
竜児「ツナです!マグロ…ひぃいいいいいいい」
泰子「あああああああ空高くに大家さんがあああああ」




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