次の授業は偽乳パッドにしてから2度目の水泳の授業。

竜児「はあ?パットの位置がズレてる?偽乳のやつか?」
大河「…あんま教室でそんな大きい声で言わないでよ…!」

大河は顔を赤くして竜児を睨む。
どうやらスクール水着の中で偽乳パットの位置が微妙にズレてしまい、なにやら外観がおかしな形をしてしまっているようだ。

竜児「んなの、こう…手で位置を戻せばいいだろ」
大河「自分じゃ上手く出来ないからわざわざあんたに言ってんでしょ!分かってよ!アホ犬!」
竜児「…はあ、んじゃとりあえず水着着て保健室来い。今なら先生もいないからカーテン閉めれば適当に直せるだろ」

大河「…」
赤くなった顔からピンク色に照れた頬を隠すように俯いて大河は呟いた。

大河「…分かった…じゃあ先行って待ってる…」

―――――――
竜児「んじゃ直すぞ」
チョコンと保健室のベッドに座る水着姿の大河は「?」な顔しながら竜児の顔を見上げる。
大河「…え?」

竜児「よいしょ」
おもむろに大河の胸元に手を突っ込む竜児
大河「ひゃ…ひえええ」
竜児「こら動くな。すぐだから」
大河「ふぉっ…ちょ…当たってる…手の甲が…」
竜児「んん?あっ、お前またシワになる置き方したろ。中で型崩れしてるぞ」
大河「…んん…はっ…まだ…?…くぅ」
竜児「…お前…なにを…どこ『硬く』してんだよ…」
大河「…あんたが!もぞもぞと!手を動かすからあ!大体なんで水着着ながら…!」
竜児「着ながらじゃないと位置を把握出来ないだろ、ちょっとくらい我慢しろ」
モゾモゾ…
大河「にゃ!…は…いっ…んっ…くふ…あああ…ひっ…」
竜児「ほら、終わったぞ」
大河「え?もう?」
竜児「『もう』?」



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