竜児「ただいまー…っと大河、何読んでるんだ?」
大河「ん?ああ声優グランプリ」
竜児「珍しいな、お前がそういうの読むの」
大河「釘宮理恵ってどんな顔してるのか拝んでやろうと思ってさ」
竜児「どれどれ…へぇ」
大河「何よ」
竜児「声はお前そっくりだけど外見は全然違うんだな」
大河「何言ってんの 当たり前じゃない」
竜児「ははは、そうだな」
大河「お茶」
竜児「ちょっと待ってな」
大河「…それにしてもあんたのブログが書籍化、そのうえアニメ化されるなんて世もまつだわ」
竜児「それを言うなら よもすえ だろ?」
大河「うっさいわね、こまけぇことはいいじゃない!」
竜児「どこで覚えたんだそんな言葉」
大河「まあおかげで印税も入ってあんたは無事に大学進学、勉強に専念出来るし、
    やっちゃんにも負担はかけなくて済むし、何より今まで通りわたしの世話も出来るんだから文句はないわね」
竜児「正直、あんな普通の日常を書いただけのブログでお金をもらうのは心苦しくもあったけどな」
大河「編集者さまさまね。あと声優の演技のたまものだわ」
竜児「釘宮さんの演技はお前がもう一人いるんじゃないのかって思ったくらいだったな」
大河「なぁに?あんたも釘宮病?キモいわね」
竜児「おいおいそれはいくらなんでも無いぞ」
大河「?どういうことよ」
竜児「俺はもう大河病にかかってるんだ。一生治らない不治の病だ」
大河「…ばっ///// 何言ってんのよアンタ!(ペシッ)」
竜児「はっはっはっ、すまんすまん(ナデナデ)」
大河「…わたしだって…竜児病にかかっちゃったんだから最後までちゃんと看病してよね!」




大河「でもあの竜児は実物より格好良すぎるわね。遺憾だわ(ムシャムシャ)」
竜児「まあ間島さんが格好いいのは認めよう。ああ、クッキーこぼすな」
大河「(ムシャムシャ)それにわたしだってあんなにドジッ子じゃないし」
竜児「…(いやあれはどう見ても大河そのものだぞ)」
大河「何黙ってんのよ」
竜児「いやいやなんでもない。さて夕飯の支度するかー」
大河「今晩は何?」
竜児「新ジャガを買ってきた。これを使ってハヤシライスだ」
大河「チャーハンも作ってよ」
竜児「おいおいいくらお前でもそんなに食べると太るぞ」
大河「ぜーんぜん平気だモン。最近育ち盛りなんだし」
竜児「19歳になるのにまだ育ち盛りなのかよ」
大河「うっさいわね。さぁ作った作った!」

その夜は特製チャーハンハヤシライスに舌鼓を打つ大河たちなのであった。
竜児が大河の成長を目の当たりにするのはまた別のお話。
そして間島淳司があーゆー人だと知るのもまた別のお話。




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