デート中に占いの館を見つけた二人

竜児「おっ、星占いか。ちょっと寄っていいか?」
大河「なぁにアンタ、占いなんか信じてるの」
竜児「結構気にするタイプなんだよ俺」
大河「まったく男のくせに…まあいいわ、つき合ってあげる」

店員「相性ですか?こちらにお二人の生年月日お書きください」
竜児「だってさ(カキカキ)ほら大河」
大河「めんどいなあ…(カキカキ)はい書いたわよ」
店員「前のお客様が終わるまでお待ちください。その間にお茶をどうぞ」
大河「(ムシャパクゴクリ)このスコーン美味しいわね」
竜児「どれどれ…(ムシャムシャ)今度作ってみるか」
大河「わぁい」

占い師「お待たせしました次の方ドゾー」
竜児「すみません、俺と…彼女の相性とか見ていただきたいんですが」
占い師「はい(と言ってプリントアウトした紙を取り出す)…あーこれはすごいね」
竜児「ど、どうなんですか?」
占い師「結論から言うとすごくぶつかりあうし、どっちも頑固だけど…」
竜児「は、はぁ」
占い師「その代わり、困難を乗り越えると絆が深まるタイプ」
大河「!!」
占い師「あと、二人とも恋愛に関しては真面目だし浮気はしない」
竜児「はい」
占い師「もし結婚するんだとしたら離婚は絶対しないですね」
竜児「実は俺たち婚約してるんです」
占い師「おーそれはよかったですね。ただ」
竜児「ただ?」
占い師「彼女の尻に敷かれやすいところあるからたまには旦那を立てること」
竜児「だってさ、大河w」
大河「…何よ、うるさいわねぇ」
占い師「とにかく、珍しいくらい強烈に惹かれあう関係ですね。運命の赤い糸というかワイヤーロープ」
大河「/////」

その後もこれからどうなるかとかいろいろ教えてもらったけど
大河はずっと顔真っ赤にしっぱなしでしたとさ

占い師「あんなに強烈に結びついてる二人は久しぶりに見たね〜」




作品一覧ページに戻る   TOPにもどる
inserted by FC2 system