「ふふふ……かーわいぃ」
「キャッキャッ!ダーー」

「よう大河!調子はどうだ?」
「あ!竜児!お仕事お疲れさま!もう大分良いみたいよ」
「そうか!おーよちよち元気にしてましたかー?パーパでーちゅよー」
「プッ……あんたの顔でやると気持ち悪いわ」
「なんだよー。大丈夫だよなー?」
「ダーー」
「ほれみろ!親の顔は怖くないんだよ!」
「……はいはい」


「しっかしホントかわいいなー。目つきなんて大河そっくりだ!綺麗な目だよ」
「アンタに似なくて一安心ね」
「ホントになー」
「いや……ちょっとは否定しなさいよ」
「いやー俺はこの目でいっぱい損してきたからな。この子にはそんな思いさせたくねぇよ」
「りゅうじ……」

「……私はりゅうじの目も大好きよ?」
「大河……」
「ね、りゅうじ?」
「ん?どうした?」
「この子がいくらかわいくてもー」
「私の事もちゃんと可愛がってね?」ニコッ

「……もちろんだよ、大河」

「ダーーー!!」



高須家の将来は、ひとまず安泰なようです。





「ふむ、成長するにつれて俺達に似てる所が見えてきたな」
「そうかしら、例えばどんな所?」
「目付きは大河で口元も大河似。あと髪もだな」
「ちょっと待ってよ、竜児似な所は無いわけ?」
「多分似てるとしたら俺を怖がらない辺り中身だろう」
「おぉー、絶世の美少女で家事も洗濯も料理も得意って無敵じゃない!?」
「そうだな、ちゃんと躾をしたら無双かもしれん。でもやっぱり…」
「「俺達(私達)の子供ならどんな子でも可愛いに違いないんだけどな(ね)!」」


「でも実の所、全てのパーツが逆だったらと思うと…ううっ…」
「大丈夫でちゅよー」
「ダーーー!」


☆御愛読ありがとうございました!
名無し先生の次回作にご期待下さい!!





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