例によってあとがき。

「ねぇ竜児、今回は終わり方あっけなくない?」
「そ、そうか?」
「ん?何を隠してるのよ?」
「な、何でもないぞ?」
「まぁいいわ。今回は変なENDも無いようだし」
「………………」
「何で黙るのよ?だって、え?今回ENDの後に真ってつくの無かったじゃない!?」
「〜〜〜♪」
「何よ?何なのよ?アンタまでみのりんと同じようなわけのわからない……みのりん?……みのりーぬ?」
大河が何かに気付く。
「ねぇ、確かみのりーぬは真がどうのこうのって……」
震えながら大河は尋ねる。
何か思うことがありそうだ。
「さ、さぁ?」
対して竜児は惚ける。
「確かいつかのBADENDになにかよくわからないヒントが……あ、そう言えば最後にも何か意味不明なことを……」
「大河、か、考えるのよそうぜ!!」
竜児が慌てたその一瞬の隙、
「もらったぁ!!」
「あっ!?」
大河は、竜児が隠し持っていた真四角の箱に円柱の突起がついた、いかにもな「スイッチ」を奪い取る。
スイッチには大きく『予告』と書かれていた。
「何コレ?ポチっとな」
「あっバカ押すな!!それを押すと……」

〜予告〜

「……ん?ここは?あら?綺麗な娘……何だ、鏡ね。あれ?……じゃあこれ私?私は、……私は?」
病室のベッドで目を覚ます女性。ベッドサイドの鏡を見て、鏡に映る自分の可愛さに驚く。
そして気付く。
「私……誰?」
そこに唐突に入ってくる目つきの悪い男。
「大河!!気付いたんだな!?心配したぞ!!」
「アンタ誰よ?」
見知らぬヤバイ男に、つき離すような言葉。
「え、そんな、まさか……」
あまりのことに驚く男。
しかし男はそれでもかいがいしく女の世話をする。
時を重ね徐々に戻ってくる記憶。
「私……アンタのこと、知ってる気がする」
護るかのような、優しい言葉。
「お前は、何も心配するな」
だが何かが思い出せない、もどかしい。
「私、何か大事なことを忘れて……この気持ちは……これ?手紙?」
見つかる手紙。
「大河、あんたは!!」
親友だという女性がなげかける言葉。手紙には、

『貴方が、好きです』

タイトル:【逢坂大河〜Remember竜児〜】
「私が並び立つのは……」
──────ComingSoon
注:これはゲームではありません。






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