「せっかくの七夕なのに雨かぁ…」

「そうだねぇ〜 かめはめ波でも打ち込んで雲を払い退けたいね〜」

「…なるほど、かめはめ波か」ブン! ブン!

櫛枝の一言で大河は例の構えで腕をブンブン突き出す、不思議と大河だったら打てるのではと思ってしまう。

「なかなか様になってるじゃないか、本当に打てそうだ」

「でしょ!何か体中の気?みたいなものが手に集中してる!」

「オイオイ…」

「竜児離れて… 次は本気でやるから」

足を肩幅に広げ目をつぶる…… 良い感じに力が湧いて来る。

良し!今だ!!「か・め・は・めぇ〜」

大河は目を閉じたまま呟き始める、出せるのか?本当に出しちゃうのか?

「みんな〜 今日は七夕だ『波ァァー!』」

「ウボッ!!」

   『春田死亡』





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