「でもよ、ちょっとおしかったな」
竜児が感慨深そうに言う。
「何が?」
「記憶のないお前も、結構可愛かったんだけど。素直でさ」
「なっ!?」
プスプス音を立てて煙が立ち上る。
私はオーバーヒート寸前だ。
でも、まてよ?
「ちょっと、それって今の私が素直じゃないみたいじゃない?」
「おぅ、そうだな。素直ではないな」
「……言いたいことは多々あるけどまぁいいわ。おしかったと言えば私も一つあるし」
「何がだ?」
「記憶が戻ってMOTTAINAIってコト。私さ、やっちゃんを私のお母さんと勘違いしてたのよ」
「?ああ、なんか言われて見ればそんな感じも……」
「だからね、お母さんがあんなに胸がおっきいなら私もいつかって希望が見えてたの」
「おおぅ、それは……」
「だから、記憶が戻って、またこんな絶望を味わうくらいなら、胸のことに関してのみ忘れたままでいさせて欲しかったわよ」
「ま、まぁ気にすんなよ、胸のでかさぐらいで」
「ぐらいってアンタねぇ……ハッ?前にばかちーが男に揉んでもたったら大きくなるって言ってた、あの時はまだ彼氏もいないし聞き流してたけど……」
「た、大河?」
「今は晴れて物語終盤で恋人同士になってるのよね私たち」
「おーい大河?聞いてるか?」
「ということは何も問題無いわけよね?うんそうよ問題ないわ。また>>516のような変態監視者が来る前に対策を取るのよ」
「ダメだ、何か完全自分の世界に入っ「竜児っ!!」……おぅ?」
「その、えっと……なさい」
「は?」
「……みなさい」
「……何言ってるかよく聞こえんそ?」
「だから!!私の、その、むむむ……」



Tobecontenued?
(続きません(汗))




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