【だび☆すた】

大河「なにこのゲーム?」
竜児「ああ、シミュレーションだ。馬のな」
大河「しみゅれーしょん?」
竜児「つまりは、経営……か? あと育成もあるか」
大河「馬の?」
竜児「馬の」
大河「面白そう、これ貸して」
竜児「別に構わんが……、お前がどうこうではなく、興味がなければまったく詰まらないと思うんだが……」

数日後

竜児「そう言えば、前貸したゲーム、どうだ?」
大河「ああ、あれ? 順調よ、順調。どんどんお金も貯まっていってるわよ」
竜児「おう、お前が続けて遊んだことにも驚いたが、ちゃんと上手くやれてるってことにもビックリだ。しかし、知識がないのに良く遊べたな」
大河「失礼ね、馬券ぐらい知ってるわよ。いやぁ〜、最初の頃は全然当たんなかったけど、最近は勘が働くのか、万馬券もがっつりヒットよ」
竜児「お前、それ本来の遊び方と違う! 」




【結構困るんですよ、実際】

大河「究極の選択!」
竜児「おうっ!」
大河「あなたはビデオで録画をしようとしています……、3倍で録れば6時間ほどの録画が可能、しかしそれではテープが直ぐ駄目になる……」
竜児「…………」
大河「ならば標準で録ろうとする、けれど今度は2時間しか録画が出来ない……」
竜児「…………」
大河「さぁ、貴方ならどうする!?」


竜児「俺には……俺には……選べない……!」
大河「ごめん、竜児。そこまで悩むとは思わなかった……、ってか泣かないでよ、ほら、もうビデオの生産は中止されるんだし」





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