『ちょっと奥さん聞いた?なんでもこの家の主人がDVしてるって噂!』
『えぇほんと!?そういえばこの前人相見たけど交番の横にこの顔にピンと来たら、の所に乗ってそうな顔だったわね…』
『そうそう、そんな感じそんな感じ。奥さんは小さくてとっても可愛らしいのに…脅されてるのかしら』
『きっとそうよ。文句も言えない無垢な少女を手篭めにして思い通りにするなんて非道よね〜』
『あの顔は絶対どこかの組の若頭よ…そのうち墓穴を掘ると思ってたら…』
『こうなったらここ一帯の住民と一致団結して抗議しに行きましょう!』


「竜児!こんな時間までどこ行ってたのよ!浮気?やっぱり浮気なのね!?うわああん!!」
「ちげーって、先輩と上司との付き合いなんだって。俺だって好きで行ってるわけじゃないぞ!?」
「問答無用!食らえデストロォォォイ!!!」
「ぎゃああああああ!!!」
ドンガラガッシャーンパリーンパリーンバキバキゴキッメキィィィィ






ドンガラガッシャーンパリーンパリーンバキバキゴキッメキィィィィギシギシアンアン





「待て! 落ち着け、大河! あぶ!」――ドンガラガッシャーン
「このっ! コラ逃げるな竜児っ! おらぁ!」――パリーン
「浮気なんかしてねえって! 聞けよ! うわあ!」――パリーン

「嘘おっしゃい! それなら証拠を見せなさいよ! このっ!」――バキ
「どどどうやって見せるんだよ!? おい、すげえ音がしたぞ!」
「浮気してきたんだから立たないでしょっ! ホラ、さっさと出しなさい!」――バキ
「おおおい! 家が壊れるって! しゃ、しゃあねえな、今出すから……あぶねっ!」――ゴキッ
「フン! 脱ぐ時くらいは止めてやるわ。さぁ、しおれたのを晒しなさい、竜児」

ズルっ!――――メキィィィィ

「――――っ!?!?」

「ふ、ふふふふ……どうだ! 大河! これを見ても浮気してきたと言えるのか?」
「な……なんて大きいの……っていうか、何でもう立ってるわけ? あんたまさか……」
「いや、別に興奮したわけじゃないぞ? ほら、あれだ、種の保存本能ってやつだ」

「……な、何でもいいけど……それ、そのままじゃ……あああああんまりよね?」
「おう? 分かってくれたなら別にいい。しまうから待ってくれ」
「待って!」

ズルっ!

「……へ?」
「逃さあああああぁん!」
「おわああああぁ!?」



ギシギシアンアン




◇ ◇ ◇ ◇ ◇




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