どんどん!!どんどん!!
竜児「ごほっ…はーい…って何だ大河かよ」
大河「何だとは何よ」
竜児「ごほっごほっ…」
大河「うわっ…やめてよね、犬菌が移ったらどうするのよ」
竜児「…病人にかける言葉かよ…で?どうした?」
大河「え…あ、えっと」
竜児「夜飯か?さっき作っておいたやつが冷蔵庫にあるからちょっと待っとけ」
大河「…え、あんた体調悪いんじゃ」
竜児「ほら、まだ体だるいからちょっと手抜きだけど勘弁してくれよな?」
大河「……」
竜児「ん?なんだ?ああ、しっかり手洗いうがいしてマスク着用で作ったから風邪の菌は入ってないと思うぞ?」
大河「違っ……そんなことじゃなくて私は…」
竜児「ごほっごほっ…なんだ?夜飯がオムライスじゃ不満か?」
大河「…………もういい!!」
竜児「おい大河!?何なんだよ一体…ちゃんとレンジで温めて食えよー!!」



大河「……」もぐもぐ
大河「…体調悪いくせにしっかり美味しいじゃない…」
大河「…本当にあの鈍犬は…」
大河「……」
大河「…心配で見に行ったなんて言えるわけないじゃない…」
大河「……」
大河「ふん!!」
大河「生産者のみなさまごちそうさま!!」
大河「お米の神さま、トマトの神さま、ニワトリの神さま、その他もろもろの神さまごちそうさま!!」
大河「……」
大河「…それと…」
大河「……」
大河「……」
大河「…………ごちそうさま、竜児」
大河「…風邪、早く治してね…」




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