「竜児ぃ、お腹痛い…」
「自業自得だな。欲張り過ぎだ」
「痛いぃ…痛いよぉ…」
「よ、よし大河。俺がさすってやる」
「うん…」
「痛いの痛いの飛んでいけ〜…って、ダメか」
「もっかい…」
「は?」
「もっかいやれっていってんの。ほら」
「うっ…わかったから腹隠せ」
「早くして、痛いの!」
「ああもうわかったから!い、痛いの痛いのぉ〜…」
「ッ〜!」ビクビク
「飛んでいけ〜!!」
「ひゃ〜!!」



「おう、烏賊の骨削ってとっといたのがあるけど、飲むか?」
「へ?何それ。魔女か何かの毒みたいに聞こえるんだけど」
「あほか。ウゾッコツって言って昔から胃酸過多の薬として重宝されてるんだぞ」
「ふーん。竜児って時々年寄り臭いよね」
「うちには常に飲み過ぎてる奴が居るからな。胃腸薬系は詳しくないと生きていけないんだ」




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