「スピンオフ3収録 とらとら!」分岐


「洗濯物が山になちゃって、もう自分では手がつけられないの…」
「いい加減自分でやれよ…放り込んでスイッチ入れりゃ後は全部やってくれるんだから…」
「いいじゃん、やってよ、あんた家事好きなんでしょ、いい柔軟剤もあんたが使うかと思って買ってあるのよ、
下着だけは自分でやるから、ねえやってよ、ねえ、ねえ。」
ずいぶん大河にしては丁寧なお願いだなと思う。が引っ張るところが…
「おい!やめろ。パンツを…」
「ねえ、やってよ。ねえ。」
ドジ神様の降臨。ズルッ、パンツが完全に脱がされてしまった、ああだから言ったのに…
「きゃああああ〜〜〜〜〜〜〜〜」
「ぬおおおお」
「このエロ犬!なんてもん見せてくれんのよ!!」
「やめろって言っただろう!!」
「ていうか、竜児?パンツずり下がったまんま…」
「おう!!悪い。」
そして気まずい沈黙が5分ほど。いろいろやってくれるわ…ドジ神様は…
なんて考えたときに大河が切り出してきた…
「ねえ?竜児責任とってくれる?」
「はあ…なんだそりゃ?それに俺のせいじゃ…」
「うっさい、駄犬。」ビュッと眼潰しを喰らわせてきた
「いい?原因はどうあれ私は汚れちゃったの。竜児が責任を取るのは当然。それに…」
なぜ口ごもる?ようやく眼の痛みが引いた、しかしなぜか大河の顔が赤い。
「それに…?」
「竜児の家の方がくつろげるし、ご飯おいしいし。あの家は私にとって孤独しか与えてくれない、だからかな?
それに竜児優しいし…。」
「お前やけに素直だな、地震でも起こるんじゃねえのか?」
「たぶん竜児の事が好き…なんだと思う。」
「ええ?」いやいや、ウソだろ?だって今まで告白を受けては玉砕させた大河がだぞ…。
「ねえ?竜児はどうなの?」
「最初のころは別に何とも思ってなっかったけどな…、
 あ、そう言えばおまえの寝顔をみてキスしようとしたことがあったな…。
 俺もたぶん好きなんだと思う。」
「じゃあ1カ月半のお礼する。それとこれからの分も…」
「ええ?いき…」
うむっ…
この後「結局お前ら付き合ってたのか。」とからかわれつつも高校生活を歩んだとか

 



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