「フフフ…、またこの季節が来たな…。」

高須竜児は顔面が崩壊している…、のではない。生まれつき目付が鋭いためこうなっているだけなのだ。

「竜児、地獄の閻魔大王も逃げる顔になってるよ…。」
「おう、クリスマスが終わったら、大掃除だからな…。どうせだから大河の家も手伝おうか?」
「いい。こんな変態掃除犬に隅々まで綺麗にされたら逆に家が住みにくくなるわ…。」
「お、おう…。」
「そんなにしょんぼりしない!まずは掃除するんでしょ?」
「おう」

-4時間後-

「ふう、きれいになったな…。」
「そうだね。」
「それに頑張った分汗かいたしな…、風呂にでも入るか?大河から先に入ったらどうだ?」
「いい。それに竜児って掃除好きなんだよね?」
「いきなりなんだ?まあそうだが…。」
「じゃあお風呂で私の身体を隅々まで綺麗にしてくれる?身体がべたついて気持ち悪いし…。」
「お、おう…。」

こうして年の瀬をすごす竜虎であった。




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