「……竜児、何やってるのよ?」
「おう?見ての通りの洗濯だけど」
「あのねえ……今日は一日ゆっくり休んでてって言ったじゃない、風邪ひいてるんだから!」
「いや、汗かいちまったんで、着替えるついでにな」
「……あんたまさか、昼間に掃除とかしてないでしょうね?」
「お…………おう」
「……してたのね」
「いやだって、一度気になっちまったらどうにも落ち着かなくて……わかるだろ?」
「わかんないわよ。まったくあんたは本当に掃除フェチの変態犬なんだから」
「返す言葉もねえ……」
「……ねえ竜児」
「おう?」
「足腰立たなくなるまで搾り取ったら、さすがにおとなしくしてるしかなくなるわよねえ?」
「……待て、待て大河。それはなんだかスタミナ奪われて風邪が悪化しそうな……」
「だ〜いじょうぶ、後で精のつくご飯作ってあげるから。それにちゃんと安静にしてなかった竜児に文句言う資格は無いのよ」
「お……おう……」




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