【ぷよぷよをプレイする竜虎】
「そういや大河、おまえいつぞや水着のサイズ直ししてやってた間に、ものすごい連鎖出してたよな?あれ得意なのか?」
「まあね、パズルゲームなら結構好きかも。なんなら勝負してあげようか?」
「おう、受けて立つぜ。おまえが勝ったら今夜は好きなおかずにしてやるぞ」
「言ったわね?後で後悔しても知らないわよー」

「だ…駄目だ、全然勝てん…強すぎる…っ!」
「ふふん、甘く見たわね。…はい10勝目、おかずはとんかつで決定だからね♪」
「ああ、男に二言はない。とんかつでもなんでも作ってやるさ(だが悔しい、悔しすぎるっ!せめて1回、1回だけ勝ちたい!)」
「さーこのまま20連勝いくわよー!」
「なあ…」
「ん?なによ集中してんだから急に声かけるんじゃ―――」
「…愛してるぜ、大河」
「―――ッッッ!!」

「こらー!卑怯よ!人が目一杯積んでるところに耳元でいきなり!手元が狂ったじゃないの!」
「いや…すまん、どうしても悔しくてつい…おう!?ま、待て大河、デザートも付けるから木刀は止め―――!!」
竜児、リアルにばたんきゅ〜




【スーパーロボット大戦をプレイする竜虎】
「竜児、なにそれ?」
「ああ、春田が貸してくれたんだ」
「スーパーロボ…あ、これ知ってる!アニキがダーッシュって叫んでロケットパンチ飛ばす奴でしょ。懐かしのアニメ特集で必ず出てくるわよね」
「おまえの知識はどんだけ偏ってるんだ…。アニキは主題歌を歌ってる人で、こいつは過去作品に登場してたメーカーさんオリジナルのロボットしか出てこないから、残念ながらロケットパンチを飛ばす奴もいない」
「ぶー、つまんなーい。」
「この面クリアしたらキリがよくなるから、そしたらメシ作ってやるよ…っと、これでボスもトドメだな。よし、それじゃすぐ作っちまうから待ってろ。セーブしてないから勝手にいじるなよ?」
「はーい。…あれ、このロボット…」

「ごちそうさま!おいしかったよ、ありがとう竜児!」
「おう、お粗末さまでした…さて、とりあえず機体改造してセーブ…って、金がねぇ!あんだけ貯めた金がねぇぇぇ!!」
「ふひゅ〜、ひゅ〜」
「いやいや口笛吹けてねえから。勝手にデータいじるなって言ったろ。何に使ったんだ?」
「…こいつのステータスと武器フル改造したの」
「どれどれ?『龍虎王』…か。こいつ仲間になったばかりで全然使ってなかったからな、金がなくなるのも無理ないか。んで、何でこんなことしたんだ?」
「それは…」
「こんなことで怒ったりしねえから正直に言え。お前もこれ遊びたかったのか?」
「ううん、違うの。そのね、『龍虎王』って名前が気に入ってね、だから、一番強くしてあげたかったの。だって…」
「なんだ?」
「私と竜児が、一緒に戦ってるみたいで、なんかいいなって…思ったんだもん」
「大河…」
「竜児…」
次のステージ、そこには敵陣のド真ん中で無双する龍虎王の姿が!!




【モンスターハンターをプレイする竜虎】
上手に焼けました〜♪
「ホント、いつ見ても美味しそうよねこんがり肉。あーあ、こういう漫画のお肉って奴、食べてみたいなぁ」
「肉ならいつも食ってるだろ、とんかつとか焼肉で我慢しろ」
「やーだー!骨の付いたお肉が食べたいのー!お肉ーお肉ー!」
「骨付き肉ねぇ…フライドチキ…はインコちゃんに申し訳ないから…うーん、スペアリブでよければ作ってやるぞ?」
「お肉の部分ぶ厚い奴使ってくれる?」
「おう、まかせとけって」
「わーい、竜児大好き!じゃあさっさとこのクエスト終わらせて夕食の材料買いに行くわよ!うりゃー死ねぇブサ鳥!」
「大河、いいかげんイャンクックをその名前で呼ぶのは止めろ!」
ティガレックスと戦ってて唐突に『大河レックス』という名前を思いついた俺はもう末期です




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