「ととのいましたー!」
「おうっ!?櫛枝、どうした突然?」
「いやー、たった今私の頭の中をバビっとシュープリームサンダーが駆け巡ってね、いい謎かけがひらめいたんだよ」
「し、しゅーぷりーむ?」
「みのりん、それってジュピターだよね?なつかしいなぁ、さしずめばかちーはマーキュリーってところかしら。名前同じだし」
「うるせーよ!そのネタであたしの名前を呼ぶんじゃねーよ!ガキのころさんざん男子にからかわれたんだからよぉ!」
「あ、やっぱり川嶋、ネタにされてたんだな」
「だからそれに触れんじゃねーよてめーも『タカスード仮面』って呼ぶぞ!」
「やめろ!微妙に東北なまりみたいで嫌だ!」
「突っ込むところそこかよ!?…つーかなんで高須君普通にネタが分かるのよ?」
「おう、泰子がそのアニメ大好きでな。毎週録画させられてたんだ」
「……おーい、そろそろ謎かけやってもいいかーい?おいちゃん待ちくたびれちまったじぇー」
「あ、ごめんねみのりん。それじゃ改めて…はい、どうぞ!」
「よっしゃー、いくぜー!『ムーンウォークをするマイケルジャクソン』とかけまして、『リレーのバトンの理想的な受け取り方』と解きます」
「「「そのこころは?」」」
「どちらも『前を向きつつ後退(交代)します』…どうよ!」
「おー、みのりんすごーい!」
「なるほど、うまくかかってるな」
「ふふーん、どうだいタカスード仮面、この私に勝てるかな?」
「だからそれやめろって!…つーか、『私に勝てるかな?』って、俺も謎かけやるのかよ!?」
「いいわねそれ。竜児、気合入れてやりなさい!つまらないネタだったら承知しないわよ」
「おいおい勘弁してくれよ…ったく…そうだな………おう…ふむ……よし、ととのったぜ」
「お、高須君の即興謎かけ、張り切って…いっちゃってー!」
「『心を込めた指輪』とかけまして、『花の球根と肥料』と解きます」
「「「そのこころは?」」」
「どちらも『エンゲージ(園芸時)に使います』…と言うわけで大河、ちょっと早いがホワイトデーのお返しだ」
「竜児?なにこの小箱………って、これ…指輪…?」
「安物だけどな。将来はちゃんと『本物』をおまえに贈るから…それまでは…な」
「ううん…これも大事な思い出になるわ…だって…竜児がくれた婚約指輪だもん…ありがとう竜児…私、本当にうれしい!」
「大河…」
「竜児…」


「やー!もーやーなのー!亜美ちゃんかえるー!もーかえるー!」
「あーみん!?落ち着いてくれ!」
「やーだー!おうちかえるー!亜美ちゃんかえるのー!」
「ほーらほらほら、みのりんの楽しい謎かけだよー。『デッドヒート』とかけまして、『今のあーみん』と解きます」
「うー…そのこころは?」
「どちらも『対抗(退行)しています』」
「うわーん!亜美ちゃんかえるー!もーぜったいかえってやるーーーっ!!」
「お後がよろしいようで♪」




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