「モ、も、盛り上がるって」
「おれの方をちらちら見るんじゃねえ」
「だって私の・・・ならあんたにも関係あるじゃん」
「あのな『揉むとデカくなる』ってトークにしたいのは分かるがそりゃそもそも間違いだ」
「そうなの?」
「脂肪層なんだから、揉んだらむしろ代謝で使われる方向に行くわけだろ?」
「むーん。俗説ってこと?」
「多分根拠は、そうした行為によって女性ホルモンの分泌が促される効果、ということだな」
「なるほど!ん?じゃやっぱりあんたの全面的な協力が必要じゃない」
「お、おう。そういうことになるのか・・・?」
「・・・急になんて顔してんのよ」
「とにかく!バランス良く栄養と睡眠とって乳腺の発達と、あと土台になる胸筋を適度に動かさねえとな」
「うんわかった。よし、来年こそはボインボインを目指して、まままままずは手始めにっ」
「お、おう」
「・・・」
「・・・」
「期待に胸が膨らむわね。あんたの場合には別のとこが」
「まったく見事に予想通りに落としやがったな」



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