「竜児のエッチ!」

「おう!?なんだ唐突に?」

「あんたみたいなエッチなやつは本当見たことないわ」

「なんだと」

「ステイ!いいから聞きなさい。
 あんたみたいな万年発情犬が余所で女に盛ったりしたら問題よ!」

「お前なあ、そんなわけないだろう」

「ふん、どうだか。
 まったくなんでこんなエロ犬のこと好きになっちゃったんだろう。一生の不覚よ」

「………?お前、顔赤くなってきてるぞ」

「うう、うるさい!だからあんたはエロ犬なのよ!
 だから、ね…わ、わたしでそのあふれんばかりの性欲を発散させなさい!!」

「あー…もしかしてお前…その、したいのか?」

「!!なななななに言ってんのよあんた!!そそ、そんなわけないじゃ…ひゃー!!」

「はいはい。じゃあまずシャワー浴びないとな」

「うう…馬鹿ぁ…」


そうつぶやきながらもしっかりと竜児の首に腕を回して
お姫様抱っこされてシャワールームへと運ばれる大河なのであった。


「まったく…素直になれない女だなお前は」

「うぅ…うるさ、あっー!だって…えっちな、あんっ、女の子だなんて…お、思われたくないも、あぁっー!!!!!!」

ギシギシアンアン

その晩は正常位で二回、騎乗位一回しましたとさ。
竜児はイッた後もちゃんと抱きしめてくれる男なので大河はとろけました。
竜児はますます大河のことが大好きになりました。
翌日は大河の大好きな肉料理のフルコースでした。
嫁バカにも程がありますね。


それ以来、肉を普段の倍近く大河がカゴに入れるのがエッチのサインになったそうです。
ちゃんと野菜も食えよ。





その後……

「おっ買い物っ、うー♪ おっ買い物っ、うー♪」
「SEIBUのまわし者か、おまえは」
「だってあれ可愛いじゃんよ……っと、お肉♪ お肉♪」
 ぽぽぽぽいっ
「おう……」
「なに? なにあんた、ニヤニヤしてるわけ」
「い、いや。だって……」
「っ!? っち、違うの! これはただっ、こ、今夜はお肉がいっぱい食べたかった、だ、け……あう……っ」
 ふるふるっ
「ば、ばか。おまえ、こんなとこで」
「ち、違うんだってば! ふるふるしたけど、違うの! お、お肉食べたかっただけ! ほ、ほんとなの……」
「あ、ああ、いや、うん。わかった、けどよ……」
「けど、なによ……?」
「な、なんてか。今ので、俺の方がおまえを食いたくなったんだが」
「は、はう……っ」
「……」
「ね、竜児……」
「な、なんだ? 大河」
「は、早く買い物、済ませて。おうち、かえろ……?」
「お、おう……」


]柱[
「……この公然ワイセツカップルどもが。なんでこんなん、見かけるかな。亜美ちゃんサイアク……」





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