大河の哀れ乳については血の雨を振らされた写真部の客観視というネタがあるが
そこまで本人も気になっていなかったと取れて、単に川嶋が現れたから表面化したコンプレックスにすぎないのではないか、
と大河の代わりに抗弁してみよう

第一、その辺を最も注視していたと思しき竜児が「貧乳『なのか?』」と疑問形で発言しており
多分に逆説的だが竜児にとって十分魅力的な範囲の乳サイズであったと解釈することもできる
つまり竜児は、「おまえ自分の乳サイズが貧乳だとでも思ってるのか?(いやそんなはずがない)」という
状況を鑑みれば大河を元気づけようと気を遣う余地もない竜児の正直な心情の吐露であって、
普段からちょっとした膨らみをチラ見してはムズムズしていたと解するのが妥当ではないだろうか?

で、最終的には竜児がムラムラムズムズ感じるだけのサイズがあるなら大河にとっては当座必要十分なわけで
ごく自然にコンプレックスは解消すると読むものだが、どうだろう?

(大河おっぱい論第三章序説より抜粋)



「貧乳、なのか」
発言は、深夜の独占水着ショーより前であることに注意。大河の基本私服ははもこもこであり、
かつ、竜児は三つの理由で大河を子細に観察するのは控えていたと思われる。

- 他人の身体的特徴を取り上げるのは失礼だという礼儀
- 女を意識してはいけないと言う自己暗示
- ガン見すると殺される

ということで、それまで貧乳であることに気づいていなかったのは本当ではないか。

(日経サイエンス誌2月号より)



さすが日経サイエンスの分析で、特に3番目の理由には深く首肯せざるをえなかった。
なるほど竜児は大河を子細に観察しなかったであろう。しかし、しかしだ。
『貧乳かそうでないかの認識は見なくても得る事は可能』
という視点がこの論にはなかった。そこが残念でならない。

竜児は深夜の独占水着ショー以前に、少なくとも二度、大河の身体に触れる機会があったとされる。
最初は体育館での鼻血失神タイガーを保健室に運ぶ際、北村にお見せできない顔を自分の身体で隠すように運んでいる。
すなわち抱きかかえているわけだ。
二度目は言わずと知れた電柱リンチ後のおんぶで、表現に気を遣ってはいるが体温が伝わるほど密着していたのは確定している。

いずれも竜児がサイズを想起するのに必要な触覚情報を得るに十分と言え、その前提に立っての「-なのか?」であれば
小柄だから小ぶりだけど普通におっぱいあるなと知っていた。そう解するのが妥当であると思われる。
さらなる研究者の論を待ちたいところである。

(VOW3月号読者投稿欄より)



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