「…が………ぃが……」
「ん……っぅぅ……」

「いが………たいが………大河!」
「んぁ……あ………りゅ、りゅう、じ?」

「おう! やっと返事しやがった。大丈夫か?」
「んんん。……だ、だいじょうぶな、わけ……ない、じゃない……」
「お、おぅ、また俺は調子に乗っちまった……か?」

ボンヤリとした頭で竜児を見上げる。
ぐったりした私の上から心配そうにのぞきこんで来る。

いまだ繋がってるところがずしりと重く湿ってる感じがする。
身体を動かすと快感の名残で内臓がかき回されてるみたい。
と、同時にさっきまでの痴態がフラッシュバックしてくる。

「そ……うね。あんたはあんたの世界に行っちゃったのよ。私の声が届かないところに」
「そ、それは悪かった。でもな、大河も『いいの!』とか『もっとぉ!』とかたくさん言ってたぞ?」
「……………っ!」

ボボン!と顔面が沸騰する。
こ、の……ばかばかばかばか! 絶対わざとだ、このばか竜児!




「あ、ぁぅぁぅぁ………しょしょしょしょ、しょりるれりょわ!?」

あああ、思ってる以上に舌がまわらない……
やっぱり脳みそつるつるになっちゃったじゃない!

「そそそそれは、あああ、あんたが、あん、たが好き放題にしてくれひゃったからでしょるぁ、ぎっ!」

痛ぁ!舌かんだ!

「おっ、おいおい……大河、さすがに焦りすぎだし、どもりすぎだぞ? 落ち着けって、な」
「うう、うううううううるひゃいっ!!!」

ぎゅううっ!!!

「いってええぇえええ!?!?」

うわわわわわわわ!? 何とち狂ってるの、私の右手はっ!
とっさに乳首をつまんじゃった! も、もうこのままいくしかないわよね!?

「かかかかかんかんちがいしししないでよね?」
「何をだ? 何をだよ!? ……っつぅ!」
「私はね、ああ、あんたなんかに屈したわけじゃないわ! このゴミレーズンがいけないのよ!」
「はぁ!? 何言ってるんだよ? 別に恥ずかしい事じゃないだろ、素直になっ! いたたたた!!」
「あんたが私の目の前でハァハァ動くから、この真っ黒いゴミが視界に入るのよ!」
「ま、真っ黒いゴミ……って、あんまりだろ…………ずっと気にしてるのに…………」

「いーい? 考えても見なさい。このゴミが目の前であっちへふらふら、こっちへふらふら。
 もう目障りったらないわ! 気になって気になって、目で追いかけたくなくても追っちゃうの!
 それでぐるぐる目が回るの! 車酔いみたくなっちゃうのよ! だから悪いのはあんたよっ!!!!!
 もっと言えば、この乳首が人とは思えないほど黒ずんでるのがいけないのよっ!!」

なぜ、罵倒はスラスラ出てくるんだろう?
なんて思いながら、ぐりぐりと黒乳首を捻りあげる。


「そ、そんな馬鹿な話があるかよ!!! いた! いたいいたいいたい、捻るなって!」
「分かったらうううなずきなさい、竜児? ……私がまだ優しいうちにね?」
「おう!? ……わ、わかったから、だから離してくれ!」

高須レーズンを摘む力を緩める。けどまだ離さない。

「じゃ、じゃあ……起こして、ちょうだい。このまま、竜児の上に座る……」
「分かったよ、っと。おぉいてぇ……」

拗ねる私を腰にまわした手で引っ張り上げてくれる。






――――でも忘れてたの。

あんまりこの体勢になったことは無かったから。
上になると、竜児のが突き刺さるみたいに奥……にっ!

「んん……あああぁぁっ!!!」
「おう!? すっ、すまん! 支えるのが難しいな、この体勢は……」

せっかく、せっかく私のペースになったと思ったのに……
ガクガク腰が震える。背筋がふにゃふにゃ崩れちゃう。黒乳首も思わず離してしまった。
竜児の手が無かったら姿勢を維持できない。というか、すっかり全体重を預けてる。

貫かれたような衝撃がだんだん弱まってきて。
そうして気付く。少しだけ光るものが竜児の目の端に見えた。



「あ…………ごめん」

自分でやっておきながら、痛そう……とか思う。
こんな……自分で起き上がれないほどぐちゃぐちゃにさせられて、
それでも負けてない。なんて強がりもいいところだね、ホント。

いつもいつもこんな事の繰り返しだ。
こういう時くらい素直になりたいのに、思うようにできない。

「ごめん、ごめんね、竜児。痛かったよね?」
「ん、大丈夫だぞ。おまえこそ、この体勢はつらいんじゃないか?」
「平気。……竜児が支えてくれてるから、平気……」
「……おう」

ぽふんと、竜児の胸元に顔を埋める。
鼓動が伝わってくるくらいピッタリとくっつく。
背中に手を回して抱きつくと、ひとつため息を付きながら腕を回して抱いてくれる。


あれだけ痛めつけたのに。
どうしてこんなにこいつは優しいんだろう?
どうしてこんなにあったかく包んでくれるんだろう?

竜児が目の前からいなくなるなんてありえない。
ずっと傍らにいるんだって信じてる。――そう、心の底から。

でも、それに甘えてばかりじゃだめだって思うの。
不器用ながらも、やっぱり、竜児にも喜んでもらいたい。
じゃないと対等じゃないって思うから。
私がもらってる気持ちよさを竜児にも同じだけ返してあげたいの。




◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇




手の平で胸のあたりを撫でながら竜児の心臓を探る。
トクトク動いてるのを感じつつ、さっきの黒乳首に触れる。

「ね……もう痛くない?」
「おう、ちょっとヒリヒリするけどな。ったく、それより俺は言葉の方が痛かったぞ?」
「そ、それは……悲しいけど事実よ。謝る事はできないわ」
「目が回って酔うってのは本当なのか? さすがにそれは俺としても罪悪感が……」
「うそよ、ばか。……でも目立つのは本当ね」
「そうなのか。ある程度覚悟はしてたが、やっぱり少しだけショックだな」
「でも、竜児のだもん。嫌いじゃない……わよ?」


そう言いながら、そっと竜児の乳首を指先で撫でる。

「おうっ!?」
「痛いの、治してあげる……」

と、顔を寄せる。唇を押し付けてついばむ。ちっこいな、こいつは…………
毛づくろいしてる猫みたいに、舌先で優しく舐めてやる。
ピクっと、私のお腹の中で大人しくしてる竜児の塊が震えた気がした。


もしかして? と思いながらさっきの竜児の舌使いを思い出す。
唾液をたっぷり補給して、くるくると乳首の周りをなぞる。

「んっ……お、おい大河?」

無視する。
舌の表面で擦り付けてから唇でちゅるって吸ってやる。
今度ははっきりと、あそこがピクピクって動くのを感じた。

「おうっ!?……っ………そ、それ、くすぐったい……」
「くすぐったいだけ?……感じてるんじゃないの?」

うつむく竜児の顔を斜め下から睨んでやる。
それから逃げるようにそっぽを向いて口を尖らしてる。

照れてるんだろうか?

そう思うと、やたらとくすぐったい気持ちがして胸が熱くなって


…………それで、なんかたまらなくなったの!!




「竜児っ!」
「な、なんだよ?」
「うおおおおりゃあああああああ!」

どーん。と全体重を乗せて竜児を押し倒してやった。


「おわああああ!?」
「やっ!……ちょっ!?……あぁんっ!」

そうね、入れられてる時に無理やり相手を倒すのはよくないわね。
なぜなら、急にあそこの角度が変わって大変なことになるから!


せっかく落ち着いてきたのに、また火が付いちゃう。
でも、これからする事を思えば、このくらいがちょうどいいよね。

「お、おまえ! いきなり危ないだろ?」
「何よ、布団の上なんだから問題ないでしょ?」

そう言いながら、竜児を見下ろして足の位置を調整する。


「今度は、私がしてあげるね!」
「おう!? そ、それは嬉しい限りだが、その、お前はそれでいいのか?」
「うん。いつもあんたばっかじゃ悪いじゃない? だから私の本気ってのを見せてやるわ!」
「なんか、悪い予感しかしないんだが…………」
「うっさい! あんたはそこから動いちゃだめだからね? 私だけ動くから」
「おう。まぁ、善処してみるよ……約束は、できないけど……」
「動いたら黒レーズンを両方ともむしり取っちゃおうかしらねー」
「…………」

とびきり優しげに、天使の笑顔で笑いかけてやる。
竜児の唇の端だけがヒクヒク動いてる。つまり、了解ってことよね?



――さっきの竜児の顔が、声が、忘れられない。
なんだろう、とっても胸が熱くなったの。心臓を鷲掴みされたみたい。
きっと私が感じさせてあげたってはっきり分かったからなんだと思う。

それに、さっきからずっと急かされるように心臓のドキドキが止まらない。
竜児を包んでるとこから、早く動けって命令がぎゅんぎゅん飛んでくる。





月明かりの優しい影が、竜児の表情と筋肉の隆起を浮かび上がらせる。
窓辺の方に倒れた私たちは、青白い光の中で見つめ合ってる。

竜児の胸に手を置く。視線は絡まりあったまま。
お互い見つめあいながらも言葉は無い。
――あんたも私と同じように期待してるの?
筋肉の感触を指先でなぞりながらゆっくりと腰を沈めていく。

「んっ……ふぁぁ……」
「う……おっ!」

自分で動くとなんか変な感じがする。
いつもはあっちのペースで好き放題されてるのに、今止めようと思えば止められる。
天井に向かって直立してる竜児の分身を、一番奥まで呑み込んで深呼吸する。
感じすぎて動けなくならないようにしないと…………なんて思う。

今度はゆっくりと腰を上げる。出っ張ったところが擦れてゾクゾクする。
唇を少し噛み締めながら引き抜いていく。そして、もう少しで抜ける手前で止める。

「はぁ……っ!……」

結構難しい……いや、慣れてないからよね!
竜児にできて私にできないはずがないじゃない!
とは言え、どうにも動きにくい。どうしようか……?

「大河? 大丈夫か? あんまり無理しないでもいいぞ」
「う、うう、うるさいわね! ちょっと待ちなさいよ、今考えてるんだから!」

うーーん??? 
と考えてるとちょっとずつ腰が沈んでいく。
その刺激も気持ちいい。なんか入り口がヒク付くような感じで――――



そしてひらめいた! いいこと考えたわ!







両脚は竜児の腰の外側、両腕は胸元に置いて。これでちょっと前屈みになってっ……と。
抜けないようにお尻の高さを調整して、よし、これで膝と腰を使えば……

「あっ……」

うん。いい感じ。……なかなか難しいわね、こういうのも。

「まっ、待たせたわね、竜児!!」
「おう。待ってはいないけどな。おまえの顔見てると面白かったし」
「……っ! いっ、今に見てなさいよ!」

竜児に乱されたけど、集中するように呼吸を整えて動き始める。
ゆっくりと腰を沈める。入り口に竜児の出っ張りが全部入るまで。ほんの少しだけ。
そしてそこからまた腰を上げる。今度は出っ張りが入り口を出るまで。
ゆっくり、慎重に、お尻を動かしてそれを繰り返す。なんかくぷくぷ音がしていやらしい……

「おおおうっ!? おまえ、それっ……!」
「こ、これ、どうかな? りゅ、りゅうじ……っ……」

――やばい。自分で言うのも恥ずかしいけど、これは気持ちいい、かも。
しかも、腰を沈めた時に入り口に巻き込まれるみたいにアレも……当たる。
これで……こんなのを繰り返すの? 思わず自分の手をぎゅっと丸めてしまう。

震える膝が心許なくて、ちょっと竜児の脇腹の辺りに膝を乗せてみる。
あっ、何かこれ安定するわね。恥ずかしい格好だけど……乗馬してる人みたいで……


「ね、ねぇ、竜児?」
「お、おう?」
「これ、さ、なかなかいい考えだと思うんだけど?」
「そ、そそそそうだな!……なかなかどころか、かっ、かなりいい考えだと思うぞ?」
「やっぱり?……っていうか、なに焦ってんの?」
「いいいいや。な、何でも……ないぞ?」
「ふふん。まぁ何でもいいわ。……ねぇ、竜児。あんたは動くんじゃないわよ?」
「それは……何ていうか……拷問に近くないか?」
「だから、動くなって言ってんのよ。…………そこでステイよ、わかった?」

熱い吐息と共にかすれるような声で竜児に命令する。
胸のドキドキが速すぎて息苦しい。肩で息をするように喘ぎながら動き始める。

「あっ……あっ…んっ……っ」
「……おっ……くっ……」

ほんの2,3センチくらいずつ、ゆっくりと出し入れしていく。
入り口が押し広げられる度に甘い刺激が走って、ヒクヒクと収縮してる。
その快感に押されるがまま、自然と腰の動きが早くなってっちゃう……

「ああぁっ……りゅう、じ……これ、気持ちいい……っ」
「んおっ…おう!……だめだ、腰が動いちまう」
「だめっ! 我慢しなさい。……あっ…………私が、動くんだから」

小刻みに腰を上下させていく。ゆっくり、なんて言ってられない。
ちゅく、ちゅくっていやらしい音がどんどん大きくなっていくの。






「んっ!……ちょっと、た、たいがっ!?……速い、速いって!」
「う、うるさいな、あんっ……黙ってなさいって、集中……んっ…できないでしょ!」

お腹の奥がピクピク震えてる。物足りないんだ、竜児がいないから……
そう……ね。この動きも気持ちいいけど、奥にも欲しいもんね。
でもだめ! 今は竜児のこと気持ちよくさせるんだから!

「くっ……っ……ぐっ……たい、がっ……」

顔を上げて竜児をこっそり盗み見る。
ふふん、目をぎゅっと閉じちゃって気持ちよさそう。
さっきと同じように胸が熱くなってきて、ずっと竜児から目を離せなくなっちゃう。

「くあっ!」
「ああんっ!!!!!」

いきなり竜児の腰が大きく跳ねて、出っ張りが私のアレを思い切り擦り上げた。
痛いと感じるくらい強烈な刺激に頭も身体も痺れてしまう。
ビリビリとした快感が全身を駆け巡って動けなくなる。
ああ、だめ…………スイッチが入っちゃうよ――――



「ちょおっと! 動いちゃ…だめ…って言ってるのにぃ……」
「しょうがないだろう! そんなに、そこばっかり動いてたらっ……」
「…………だまれ」

ジロっと竜児を睨む。
片手をお尻の下にまわして、竜児の塊をふんむ!と握る。


「おほぉぉぅっ!?」

お腹の上に手を置いて、そこで竜児を握り締める。もう動くな!とばかりに。

「こ、固定よ……こ・て・い!」
「に、握りつぶすなよ? 固定なら固定だけだ。な? あああ、あんまり力を入れないでくれ!」

何よ、いくら私が不器用だからって大事なところを痛めつけるとでも思うの?
睨み付けたまま、竜児のそれをきっちり固定して動き始める。
くちゅ、じゅくっ、ちゅぷっ……と、出っ張りと入り口が擦れて水気の多い音が響き始める。

「あぁ……んあっ……あっ……あっ……」
「…っく……くっ……」
「あぁ、りゅう、じっ……きもちい、いよ…あっ……」
「う、うぁ……っ……大河……」

入り口が甘すぎて麻痺しそう。もうお腹の奥はとろっとろになってる。
だって、ほら、これに、私のがたくさんたくさん垂れて来てるんだもん――――

「あぁっ!……あっ!……あんっ!……っ!……」

声が止まらない。お尻も止まらない。
竜児のためなのに……私の方が気持ちよくなっちゃだめなのに。
握ってる竜児の塊がすごく熱い。ビクビク震えてて……すごくすごく硬くって。
これ…………欲しい。欲しいよ、竜児っ!






あぁ、もうだめ。もうこれのことしか考えられない。
ほんとにお馬鹿さんになっちゃったみたい。目の前にいる竜児の身体を滅茶苦茶にしちゃいそう。
そんな蕩けそうな顔しちゃって……私まで蕩けちゃいそうになるじゃない。どうしてくれんのよ?



「ねぇ、竜児」

動きを止めて、ほとんど抜ける寸前までお尻を上げる。

「っ……はぁ…はぁ…………おう。……どうした?」

もう、ね。だめ…………だめなの、私。
熱に浮かされたように言葉が口を付いて出る――――

「いい? よく聞いてね、竜児。……聞き逃しちゃだめよ?」
「お、おう?」

「今からね、私はこの握ってるあっついのを一番奥まで入れるから。
 もう欲しくて欲しくてたまらないから、そうするの。あんたに拒否権は無いから。
 でも一気には入れてあげないわ。これ以上ないってくらいゆーーーっくり入れてあげる。

 想像してみて? さっきまでこの中には竜児が埋まってて、ちょっと広がってた。
 でも、今はふさがって来てるの。でもすっごい熱いの。とろっとろなのが溢れそうなの。
 そんでもって、私には実感が無いけど、きっとすっごい柔らかいのよ?
 舌でちょっと押せばトロトロにとろける桃みたいな感じなの、分かる?

 ……だからね、今からね、あんたは目を閉じて、意識を集中して、私の中を味わってね。
 私もあんたの硬くってあっっついのがお腹の奥に入ってくるのを思いっきり感じるから……」

目を逸らさずにそう言って竜児の塊を指先で撫でる。溢れてくる私のでぬるぬる……
青白く照らされている喉仏が大きく動いて、ゴクっと唾を飲んだのが見えた。

そんな……そんなに食い入るように見つめないでよ、竜児――――






くちゅ。と湿った音が響く。

「ふっ……っ……」
「くっ……大河っ……」
「目を閉じるのよ……あぁっ……分かった? 竜児……」

入り口は広がってるからきつくはない。秒速0.5cmくらいの速度で腰を落とす。
ゆっくりと入り口が押し広げられて、竜児の先端が埋まっていく。
その表面はつるつるで、でも、ぷにぷにしてて、硬いような柔らかいような不思議な感触。

だけど、私の肉はもっとずっと柔らかいから、押し広げられながら呑み込んでいく。
先端が埋まると入り口の狭いところで竜児のくびれを自然に締め付ける。
そうよね、こぼれちゃわないようにしないといけないものね……

「んんんっ………」

狭くなった入り口が竜児のに引っかかったり、引っ張られたりしながら呑み込んでいく。
頭のところで押された私の肉はひしゃげて、つぶれて、その奥に溜まっている液体を吐き出す。
奥に進む度に大きな肉のひだひだが竜児の出っ張りとぶつかりあい、押されあって行き場を無くす。
それが限界までくると、ゼリーのようにちゅるるって逃げていくみたい。あ、これ……好きかも……

「んっ……はあっ……りゅ、う、じ……ああっ!……」

お尻が震える。目を開けてられない。涙目になってるのを無理やり開いて竜児を見る。
絶え間なく高い声を上げる私の唇は開きっぱなしでだらしない……いやらしいったらないわ。
あんな事を言ったけど、本当は私が、一番奥まで入れたくて入れたくてしょうがないのに。

逃げた肉はまた元のところに戻ろうとして、出っ張りが通り過ぎたくびれにピタン、ピタンとあたる。
進んでいくにつれて、じゅわぁっと本当に桃みたいな感じで、果肉の細胞から液体が滲み出してくるみたい。
それはとっても熱くて、ぬるぬるしてて、竜児に絡みついて気持ちよくしてくれるの……

「あっ……うっ…くっ…たい、が……」

押しのける竜児と押しのけられた空間を元に戻そうとする私のせめぎ合いみたい。
奥の方はじゅくじゅくにとろけてて、もうどこが何なのか分からない。
それでも竜児が貫いていくと柔らかい肉が押されて蜜がこぼれてくるのを感じる。
お腹の中に溢れんばかりの蜜の居場所はもうどこにもなくて、
ほら、竜児の塊を伝わって、とろとろ落ちてくる…………






「んん……ぁぁあぁあぁ…………はぁ………」

――そして、一番奥に辿り着く。
なんかちょっとだけ硬い感触。内臓に直接響く感じ。ここは何だろう?
でも、竜児が全部、いや全部は入ってない。根元まであと少しある。
だから、そこからはちょっと力を入れて押し込むように体重をかける。

「んっ……ふあああっ!………ああああっ!!」

すごく、お腹がいっぱいで……震えが来て、背筋を立ててらんなくて、前屈みになる。
竜児の顔が近い。ぎゅって目を瞑ってて全体的にすごいことになってる……泣きそうで、とっても切なそう。
…………私もいつもはこんな顔してるのかな? ねぇ竜児、ねぇ竜児ってば。

ふるふると震える腕に力を込めて起き上がる。ん、っと力を入れると何か、中が締まったみたいで

「ああ、大河、っ!………そ、それっ、なんか……とけちまいそうだ……っ」

なんて更に顔を歪めるの。ゾクゾクしちゃって、私は、それをじっとじっと見てた。

――――見たかった顔が見れた。たくさん見れた。



「……今の、気持ちいいの、竜児?」
「お、おう。お前があんなこと言うから。なんか余計に……な」
「そっ……かぁ」

どうしようもなく顔がふにゃふにゃになっちゃう。きっと今、私の顔はすごいエッチなんだろうな。
蕩けそうな顔で頬を真っ赤に上気させて、汗か涙で濡れて顔もぐしゅぐしゅ。






「ちょっと……やってみるね」
「え?……っと、何をだ?」
「なんていうの?……ココを、締めて……みる」
「お………ぉぅ……」
「あ、で、でも、出来るかどうかはわからないよ? どうしたらいいのか良く分からないし……」
「結構、というかかなり頻繁に締め付けてくるぞ、おまえの中は……」
「っ!…………そっ、それはっ…………」

更に顔が熱くなる。わざわざ言うあたり、あんたはやっぱり変態だわね。


「と、とにかく。こう……かな?違うか、やってみる!」
「おう。あんまり無理すんなよ?」
「うん…………」

さっきの顔がもう一回見たいな。なんて思いつつお腹の筋肉を動かしてみる。
あれ、これじゃ腹筋だし、もうちょっと下だと、お、おお、おトイレの時のだし……
……・あれ? 今のところ、なんとなく竜児を感じた、ような……気が。

――ひく

あ、こういう……感じかな?
お尻の筋肉よりは上で、腹筋っていうよりちょっと背筋に近いところ。

――きゅ

「おっ!」
「あ、ああ、あれ? 今できた?」
「おう。……なんか動いたような気がする」
「わ、分かった。…………こう……かな?」

さっきの感覚を忘れないように、今度は強く力を込めてみる。

――きゅうっ

「うあっ!」
「あ……」

…………見ちゃった。竜児のえっちぃ顔。
ふふふ、だらしない顔しちゃって……ほんとに、ほんとに…………







「た、大河? 今、明らかに、こう、きゅって締まったぞ?」
「うん」

「分かったのか? その、どうやるのかっていうか……」
「うん」

「良かったじゃねぇか」
「うん」

「って、あんまり嬉しそう、にも見えないんだが?」
「そんなことないよ?」

「そ、そうか? なんか痛いのか? 別に無理しなくったっ……っ!? うあああああっ!!!」


――きゅうううううっ!!!!!!


んふふふふふふふふ。
かわいい…………りゅうじぃ、かわいいわよ、あんた!!
じいっと竜児を見つめながら、きゅ、きゅっと締め付ける。
あぁぁ、りゅうじりゅうじっ!もっともっと気持ちよくなっちゃっていいよ?


「大河? っあっ!…くぅ……大河、おまえもしか…おうっ!……してわざとやってないか?」
「そうよ竜児。…………気持ちいい?」
「うあっ!……あ、あぁ、すごく……くっ!………な」

すごく気持ちいいだって!!

「そう。……なら、覚悟なさい?」

言い切らない内に、ゴクっと唾を飲み込んだ。
喉の奥がカラカラで熱い……熱いよ、竜児っ!――――






「おう!? なんだなんだ大河? 何をするつもりだ?」
「お返しよ! さっきのね。……あんた散々私を苛め倒してくれたじゃない?」

きゅうう、きゅううって何度も何度も締め付ける。

「うあっ!……ちょっと、し、締めすぎだから! ちょ!ちょっと!……た、たいがさん?」
「さっきまであんたがしてたように……あんたのいやらしい顔をじっくり見てやるからね!」

と言いながら、組み敷いてる竜児の乳首とかお腹とかをいじくり回してる。
唇の端がニコニコを通り越して吊り上ってる。悦に入ってる、って言うのかも…………

「うあっ!……だ、だめだっ!……おい!?……大河!………」

ねぇ、私どんな顔してる?竜児。
いやらしくていじわるな顔してるかな?……さっきのあんたみたいに。
ほら、竜児がビクって反応したり声を出したりすると、私は満足そうに目を細めてる。

「りゅうじ……りゅうじぃ……きもちいい?………」
「おっ!……ぉう!……ちょ、ちょっとは手加減し…うああっ!……手加減してくれぇっ!」



「…………手加減?  いいえ、竜児。私は止めないわ!」
「ちょ!?」

――ぎゅううううううううううっ

思いっきり締め付ける。
竜児の形がくっきり分かる。先っぽの丸いところも、くびれてるところも、全部。
全身の毛が逆立つように鳥肌が立つ。お腹の中から猛毒のような快感が走り抜ける。
そのまま、締め付けながら、お尻を振り始める。頑張ったよ、私……でも、もうだめ……

「あっ!ああああああぁぁああぁんっ!!!」
「大河っ!うお……っ!ちょっと……ああぁ!…まて、まてって!」
「んあっ!……やだ!……またない!……あぁん、気持ち……いいっ!」
「くっ……うっ! おまえっ! だめだ、それは効きすぎるっ!」
「何よ!……あっ! あんただって……んっ……止めて…んんっ……くれなかったでしょ!」

絶対、持たない。こんなの持たないって分かっていながら強がる。
奥深くまで突き入れると腰が震えて動けなくなるのに、
あと何回もしないうちに身体の力が抜けちゃうかもって思うのに止まらない。
だって……竜児だってすごく気持ちよさそうで、かわいくって、もう私もとろけっちゃうのっ!

「そ、それは……うあっ……そうだけどっ!……ちくしょ! そっちがその気ならっ!」

と、私のお尻の辺りを両手でがっしり掴んだ竜児を見て。


「!? んああああああああぁぁ――――――!!!!」

そして、次の瞬間、私は崩れ落ちた。






◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇






「あ…ああ……あああぁぁ…………」

喉をめいっぱいそり返して天井を仰ぐ。突き上げられた衝撃が頭を麻痺させる。

な、なによ。何よなによなによ!?
竜児に一回突かれただけでこんなになっちゃうの?
ずるい、ずるいよ、こんなの…………


緊張してた全身から力が抜け、スローモーションのように竜児のお腹の上に倒れる。
私の髪がふわっと空気を孕んで落ちる。竜児の体に咲く花びらのように。

…………でも、竜児はそれだけじゃ勘弁してくれない。
太ももとお尻の間くらいまで手を伸ばして巻きつけるように支えて私を持ち上げる。
腰を引いて『溜め』を作ってから思い切り突き上げてくるの。
身体が浮いて、飛んでっちゃうくらいの勢いでがむしゃらに突いてくるの。

「やあああっ!……だっ、だめっ!!だめえええっ!」
「……っ!……ふっ!……」

その一突き毎に意識が飛びそうになる。自分で動かすのとは次元が違う。
遥かに力強くて、深くて、自分が頑張ってたのが子供のお遊びのように感じる。

「やだぁ!……ああっ!……もっとしてあげるの! 私があっ!」

悔しいのか何なのか分からないまま叫ぶ。本当に子供みたい。

「うるさい! 俺は頑張ったんだ! お天道様にだって誓える! もう無理だっ!!!」

力が入らない。竜児の胸の上にぺったり貼り付いたまま動けない。
なのに突き上げられる度に、お尻だけはポーンポーンと、鞠みたく跳ね上がってるのが分かる。
きっと、竜児から見たらすっごく、あれなんだろうな、なんて頭の端っこで思う。

「あっ!……やんっ!……やっ!……ああっ!………」
「はっ……はっ……っくっ!……」

でも、何だか竜児はこれまでとちょっと違って余裕がない感じ。
息遣いも荒くて、すごく必死って感じ――必死で求めてくれてるんだ――

だから、あんたの心臓の上で、あんたの方に顔を向けて、そんな顔を私は見てる。
それがとっても幸せな気分。ねぇ、竜児、私の視線に気付いてる?





「……っ!……くっ!……っ……んっ!」
「あんっ!……あっ!……は、ぁっ!……あぁりゅうっ!……じぃ……」

竜児が私を見つめている。と思ったら通り越してその先を見てる?
あぁ、やっぱりこいつはドエロ犬に違いないわね。目潰ししようかしら、なんて。

でも、私は竜児の胸の上でしがみ付く事しかできない。
お腹の奥はぐちゃぐちゃで燃えるようなのに、何かが足りない。
どこか寂しくて、空ろな風が身体を吹き抜けるみたい……

「……っ!……ちょ…っと竜児っ、あっ!……りゅうじっ!」
ねぇ、竜児。こっち見て。キスしてよ、ねぇ。ねぇ――――小さな声で囁く。

キスしたかった。この身体をぎゅっと抱きしめて欲しかった。
気付いてくれないなら自分で塞いでやる! と思っても自分の身長を呪うばかり。
いつもは……竜児が上の時は、竜児が屈んでくれるから届くのに。
私が上になってたら、足りない距離は永遠に埋まらない。

首を伸ばしても竜児の肩にどうにか届くくらい。
がっしり腰を掴まれてて、これ以上は無理みたい。
…………だから寂しいのか。届かない。こっちを見てくれない。満たされない。

こんなにいっぱいしてくれてるのに、それでもまだ足りないのね、私は――――


「はっ……はぁ……はぁっ……」
「んんっ……竜児……あっ!……ねぇ、んっ……ねぇ……」

もう!もう!こっちを見ろ!と言わんばかりに胸板をポカポカ叩く。
見てる………………まだ見てる。お尻を。どんだけ見てるんだこいつは!?

うーうー。とタコみたく唇を尖らせてキスをねだっても気付いてくれない。
すぐ下を見ればアンアン言ってる私のかわいいお顔が見れるのに……
いくら……いくら月の光で真っ白に照らされてるからって、お尻しか見てないなんて!!!

そう思った私の寂しさが、何かどす黒い感情に変わったとしても、決して私は悪くない。







「んもおおおうっ!!!!」

がぶぅ! と鎖骨に噛み付いてやった。

「いてえええええええ!?!?」
「ひゅうーひぃー!! ほっちみまふぁいよー!!!!!」

噛み付いたまま叫ぶ。あぁ、またやっちゃった。……なんて少しだけ後悔。

「おう!? おまえ痛ぇよ!! 違う刺激でいっちまうところだったじゃねえか!!」
それはだめ。


「ねぇ、届かないの」
「……は?」
「キスしたくても届かないの。あんたはこっちを見てくれないの。それがいやなの! この格好もうやだ!」
「おう。……す、すまん大河。……ちょっと夢中になってたみたいだ」

この急ブレーキこそきっと本当の拷問かもしれない、と竜児の胸に顔を埋めながら思う。
でも……でもね、あのまま終わっちゃうのなんていやだったの。
あんな、あんな風に一人ぼっちにされるなんてイヤだ…………

「ううん。ごめんね、竜児。ごめん……」
「いや、俺も危なかったから、止めてくれて………その、助かった」
「違うの。そういうことじゃなくって……夢中になってもらうのは、う、嬉しいから、いいんだけど……」
「大河、もう言うな。ちゃんと分かった。二人で一緒に、だもんな?」

ハッと顔を上げる。

「…………」
「目の前にいるぞ、大河。俺はおまえのすごく、すごく近くにいる。
 ちゃんとおまえを見てるから、もう目を離したりしないから、一緒に気持ちよくなろうな」

「………………うん。…………ねぇ、竜児……」


両手を伸ばして竜児の首にしがみ付く。
おねだりするように首を伸ばす。

竜児は、ちょっと頭を上げてくれて、腰を曲げて引き寄せてくれて、

それで、ようやく唇に辿り着いた。




◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇




目を閉じたまま、キスをしながら竜児がゆっくりと起き上がるのを感じる。
吐息が絡んで苦しいけど、奪い合うようなのじゃなくて、戯れるような感じ。
ゆるゆると舌先を絡めながら顔を離す。
私も竜児も「べー」と舌を突き出したままゆっくり離れる。

外気に触れながら舌先で感じる竜児の舌が熱くて心地よい。
ゆっくりまぶたを開けると目が合った。そのまま、至近で瞳の奥を覗き込む。

見つめ合いながらも名残惜しそうに舌先だけで戯れる。
捕まえられないように逃げる……追いかける。……また逃げる。

「あ………ん。もぅ……」
「おぅ、なんだ……おとなしくなりやがって……」

苦笑いを浮かべる竜児に私も笑いかける。さっきまでの激情はどこへやら、だ。

「だって、さ。あんた見てくれたし。キスは優しいし。包んでくれるし。こっこっここも、あ、熱いし……」

静かに語りかける。いつものように乱暴な言葉で静かな空気を壊さないように。
心のままに、自分の感情を少しも隠さずに、竜児の心にもたれかかる。


竜児の手が背中から腰に下りて、お尻のちょっと上を押さえる。
私は竜児の首に抱きついて首筋に吸い付く。これなら離れない、よね?
腰をゆっくりと回すように動してくれると、お腹の奥からじゅくじゅくと蜜が溢れてくる。

「あんっ………はぁぁ………っちゅ……」

しがみ付いたまま、何度も首筋にキスする。時々強めに吸ったりなんかして……

「おぅ……跡は付けないようにな、大河?」
「…………」

無言でコクコクと頷きながら、何度も唇を押し付けて吸う。
弱めに、肩口からあごの下、耳のあたりまで満遍なく、チロチロって優しく舐めて、キスする。
ちょっとしょっぱい、けど、竜児の味だ…………そう思うと、ほのかに胸が熱くなってくる。


竜児はくすぐったそうにしながらも腰を動かし始める。
私のキスの邪魔にならないように腰をゆっくりと回してくれる、揺りかごのように。
そんな気遣いを感じて、なんかあったかくなって、優しく耳たぶに噛み付いてから囁く。

「まったく、あんたの我慢強さったらないわね…………」
「おう?…………別に無理してるわけじゃないぞ? お前が猫みたいにじゃれ付いてくるから、な」
「から…………何よ?」
「その、あれだ。俺だけケモノみたくなれないじゃないか?」
「ぷぷぷ。あんたは最初っからケモノだったじゃないのよ」
「そ、そうかもな……」
「ばか……遠慮なんてしないでいいのに……」

いつものやり取り。だけど、いつもよりずっと穏やかで甘い。
ハイパーいい子ちゃんタイムね。





竜児の首の後ろで手を組んで上半身を遠ざける。
手を水平に伸ばして後ろに体重をかけて、ゆっくりぶら下がる。
そのまま、ブランコみたいに私は左右に揺れる。長い髪も左右にふわりふわり。

「んんっ……あん。……これも、こすれちゃうね……竜児」
「お、おいっ。そんな動くなって、せっかく深くならないようにしてんのに……」
「あら、ありがと。おかげで軟体動物にならないで済んだわ」
「それに、さすがにそろそろ、ほら、あれだ……」
「ふん。…………我慢すんなって言ってんのよ、ばか竜児…………」

そう笑いかけて、今度は前後に揺れながら更に体重をかける。
竜児のあぐらの所が重し。倒れそうで倒れない起き上がりこぼしみたい。

「おらおらー!」

肘を使って竜児の肩を押す。戻ってくるところで私はまた後ろに体重を……

「おう!? あ、危ねえよ、大河!」
「きゃっ!……あっ………うわ、うわわわわ!」
「お、わあっ!?……こ、コラ! 倒れるっ! わああああ!」

ボサっ!と、バランスを崩した竜児が私の方に倒れこんでくる。
私は枕の上に華麗に着地。さすが私。

「ぷっ! あはははは! やっと倒れた、やーいやーい!」

すぐ目の前には竜児の顔。
どうやったって届かないなんてことはない距離。







「ったく。おまえは本当に……」
「ねっ」
「おう?」
「あたし、やっぱりこれ好き! 竜児が一番近くに感じられるから、好き」
「お、おぅ。……そうだな。俺も好きだぞ?」
「ふへへへへ」

なんて、にこにこしちゃう。なんでこんなに嬉しいんだろう。

「……………………」

「……………………」



――――――沈黙。



けれど僅かな光の中で見つめあう私たち。

竜児の瞳が濡れている。私も……きっとそう。
竜児の布団。竜児の枕。竜児の匂いでいっぱい。
愛おしさがどんどん膨らんでくる。

この時間が永遠に続けばいいのに。
こんなに素直になれる自分が永遠に続けばいいのに――――


「…………たっ、大河っ!」

見つめる瞳の奥に炎が揺らぐ。

「うん。…………ちょうだい……竜児」

それは私にも燃え移って、この身を焼き尽くすように広がる。




◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇


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